人を簡単に切り捨てるマネージャー | システムエンジニアライフ

人を簡単に切り捨てるマネージャー

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Sierでは、何重にもなる請負契約が当たり前の業界です。
ユーザー企業がいて、大手Sierが最初にシステム開発の契約を行います。
(ここでユーザー企業とSierの間に、ユーザー企業が保有しているシステム子会社が入ることもあります)
この大手Sierは、NTTデータ、IBM、野村総合研究所、日立、富士通などの超一流会社がほとんどです。

その後大手のSierは、2次請けのSierへ開発を依頼します。
このSierは先ほどの1次請けSierの子会社や、一部上場している中堅企業が多いように思います。

そしてその下に3次請け、4次請けと続いていきます。
2部上場企業から、ベンチャー企業までと、規模が小さければ小さいほど、ユーザー企業から何社も挟んだ契約となります。
また、このあたりになると、フリーランスのエンジニアなども入ってきます。

そんな中で、今のSierに入ってからこの多重請負が色々な問題を抱えていると思うようになりました。

ドライに下請けを切り捨てる


2次請けは意外と楽


私が現在所属しているチームは2次請けです。
私のチームは、1次請けの会社とは離れた場所で仕事をしています。
作業を依頼されるのも、1次請けのマネージャークラスからこちらのチームのマネージャーに依頼されて、マネージャーから私達部下に作業が来る形となるので、よく言われている偽装請負ではないと言えます。

1次請けの会社の方と話す機会は多いのですが、そこまで気を遣うわけでもないので、2次請け企業は意外と楽だと思います。

同じチームに3次請け・4次請けの人が混在


2次請けのチーム内には、3次請けや4次請けの方が混在しています。
しかも同じ職場で、席も普通に隣で仕事をしているので、請負契約だという意識はなくなります。
請負契約であれば、本来は上司から相手の会社の上司に作業を依頼して対応していただく必要があるのですが、このように近い環境で働いていると、直接作業指示を出しているのが現状です。

なぜ多重請負が発生するのか


日本のIT業界では多重請負が多く発生しています。
なぜ多重請負が発生するのかというと、まず1つに自分の会社のエンジニアを使用して開発するよりも、安く対応でき、利益を出しやすいからです。
下請け企業へ開発を依頼する際には、自分達の会社が1次請けで契約してもらっている金額よりも低い金額で契約をするのが当たり前です。
1次請けからいただく金額の大体90~70%程度の金額で、2次請けと契約を行います。
例えば1次請けと100万円で契約をした2次請けは、70万円で2次請けと契約します。
そのため、単純に30万円の利益となるのです。

そのため、下請けを使えば使うほどに利益が出るという計算となります。
これを2次請け・3次請け・4次請けとやっていくので、より後の方の下請けになればなるほど金額が安くなっていってしまうのは当たり前といえます。

他に多重請負が発生する理由として、結局1次請け企業や2次請けの社員は、技術力がない人が多いことが原因でもあります。
1次請け・2次請け企業にいる人達は、自分達の仕事は、マネージメントだと思っているので、技術力の向上を怠り下請け企業に丸投げしている印象を受けます。
そのため、下請け企業がいないと何も出来ない企業が多いと思います。
(もちろん一部の企業は1次請けであっても開発力を大事にしていて優秀な企業・部署もあります。)

ドライに契約を解除


そして私が今回一番問題視したいのがこの下請けの企業やフリーランスエンジニアを、何のためらいもなく簡単に切り捨てることです。
請負契約ですので、請負元企業からいらないと言われれば簡単に契約解除されてしまいます。
下請け企業になればなるほど、このリスクは大きいです。

私がいるチームは2次請けで、下請け企業を何人も使って仕事をしています。
そして私のチームのマネージャーは、仕事ができないと判断するとすぐに切り捨てる傾向にあると思います。
これはビジネスである以上しょうがないことでもあると思いますが、私は自分達の教え方にも問題があると思わないといけないと考えています。
使えないからすぐに捨てて新しい人を探すというのを続けるのは、企業として成長していかないと思います。
いかに今いる人材で仕事を覚えてもらって、もしくはフォローする体制や出来ない人でもできるようにする体制を整えることをまず考えて実行することが、会社・チームにとって重要なことだと考えています。
特に最近ではIT人材が足りていないと言われていますので、出来ないからと言ってすぐに契約解除して新しい人を探しても、金額と能力が求めている人なんて少ないと思いますので、まずは上記のことを実行することが大事です。


なんで私が今回この話をしたのかというと、この8月末にまた一人下請け企業の方が契約解除となってしまうからです。
その方は3か月前くらいに来たばかりの方で、そんなに短い期間でいなくなってしまうことが残念で仕方ないです。

正直私は今の企業に入ってからIT業界でよく言われている悪い部分をよく見るようになり、かなり嫌な気分で仕事をしています。
今私がいる会社では、部長やマネージャーやリーダークラスが、古い考えの方で、IT業界の悪いと言われている部分を全面に出しています。
そんな方々を間近で見てきているメンバーの方々もまた、この悪循環をつないでいくのではないかと思います。

私はIT業界が少しでも良い業界になればよいと思いますので、色々と悪い点と改善方法等発信していけたらと思います。
また、自分が上の立場になった時に、今見ている悪いと思う部分を、反面教師として改善していきたいと思います。

多重請負も悪い部分ばかりだと思いますので、今下請けを行っている企業が1次請けとして開発していけたらよいなぁと思います。
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