残業規制について思うこと | システムエンジニアライフ

残業規制について思うこと

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最近の世論では、某広告代理店の事件などの影響により、残業を減らす動きが活発になっていると思います。

元々残業が多いと言われていたIT業界でも例外ではなく、多くの企業が残業への対策を始めているのではないでしょうか?

もちろん私の会社も例外ではなく、残業が30時間を超えようものなら、かなり厳しく言われるようになりました。

そんな環境になっていく中で、私が思うことを本日は記事にしたいと思います。

残業規制について


手を抜いて残業を減らす


私の会社で残業が特に厳しく言われるようになったのは、今年の4月になってからです。

それまでは、とても定時で終わるような量の案件ではなく、毎月60時間以上働いていました。

(ただし45時間を超えると厳しく指摘を受けるため、40時間前後になるように勤怠はつけていました。)

上司は20時間程度になるよう求めていますが、残業するなと言われても、作業量が減っているわけではないのでこちらとしてはどうにも出来ませんでした。

しかし残業を減らさないと、評価も下がり、上司から「生産性が低いんじゃないの?」とグチグチ言われるため、まだまだ子供な私は腹が立ち、ある方法で残業を減らしました。

それが『手を抜くこと。』です。

普通にやっても終わらない。終わらないと文句を言われる。のであれば、もう手を抜こう!と、考えました。
(品質、コスト、納期)の原則に従い、コストを下げるために品質を減らしたのです。

ここでいう手を抜くというのは、ただ「やらない」ではなく、重要なところ、バグが潜んでそうなところは繰り返し細かく確認する。

バグはないだろうと思われるところやテストで検知できるところは深くまで調べない。もしくは設計での確認はある程度にとどめて、テスト工程で確認するようにする。などメリハリはつけるようにしました。(このやり方が良い方法かは分かりませんが、今回の状況ではしょうがないと自分では思っています。)

また工数見積もりも各人に任されているので、多少余裕を持たせた工数に見積もりました。

(元々タイトな工数見積もりだったので、想定外なことが発生すると予定を超過していたのでちょうど良かったとは思いますが。)

このようにすることで、残業時間を減らしつつ、生産性をあげたように見せかけました。

本来の生産性というのは、単純に自分の作業をスケジュール通りに達成出来るのかどうかではないと思います。

私のPM的には、担当している案件がスケジュール通りに進められれば生産性が高い。終わらなければ低い。というように単純に考えているのかなと思います。

他の人のタスクをフォローしていて、自分の案件が少し遅れただけで、その人は生産性が低いとなり評価が下がるのは、おかしいと思いますし、それで本当に優秀な人の評価を下げてしまうのは、モチベーションがダウンしたりチームワークが減少したり、退職につながったりと良いことはないのではと思っています。

残業規制は良いのか悪いのか


残業を規制する目的はいくつかあると思います。

まず売り上げに対して人件費が超過してしまう点。

こちらはわかりやすいですね。うちの会社が残業規制しているのも多くはここを対応するためだと思っています。

会社は利益を出さなくてはいけないので(ましてや上場企業であれば余計に)、残業により利益が減少するのを嫌い残業をやめろとなっているのですね。

ただ、私達部下に対して、「残業するな!」という言い方では納得できないので、きちんと利益が出ていないから「協力してほしい」という伝え方にしてほしいと思います。

うちの会社はそういうこのが下手だと感じています。

次に世間的な目があるから残業をさせないパターン

こちらはそのままですね。少し前に話題になった企業はこの対応をせざる得ななりました。

最後に本当に社員のことを想って残業しなくて済むように、上司が調整してくれるパターン

こんな会社で働きたいですね。特定個人に業務量が偏っているなどの際には、上司が積極的に調整をしてくれるような会社です。

そして私が疑問に思っているのは、残業規制が本当に会社のためになるのかということです。

まず会社側からの視点で言えば、

例えば私の会社は、利益を上げるために残業を抑止していますが、記事内で私が言っているように、残業することで上司に怒られるから品質を下げて対応する場合、後々のトラブルの原因となってしまい、例えばリリース直前でバグが見つかる等があった場合、余計時間が掛かってしまい、残業が発生してしまうなどもあるのではないでしょうか?

また、品質が下がり続ければ、お客様からの評価にもつながり、結果仕事がいただけなくなる等の懸念もあるように思います。

そして私が特に問題視しているのは、個人の成長の機会が減ってしまうことです。

品質を高めるために仕様の深くまで調べる中で、既存システムの設計理解が深まり、また理解が深まることで他の現場でも活用できる力(応用力)も身に着けられると思っています。

特に配属当初は、わからないことばかりで、深くまで調べないと真に理解出来ない等の問題も多いと思います。

しかし残業を規制していて、残業すると上司から文句を言われるような会社では、怒られるから浅く調べてなんとなくの理解で対応すればいいだろう。となってしまうのは、個人としても会社としても大きな損失だと思います。

特に若いうちは、日々深くまで調べていく中でみるみるうちに成長していくし、多少残業しても元々の単価が低いので、会社としてもそこまでの痛みはないのでは?と思います。

もちろんだらだらと作業しているような人の残業が多いのは納得できませんが、しっかりと理解しようとしている人の残業が多いのはもう少し目をつぶっても良いのでは?と思います。

私も残業が急に減ったことで、生活に困り(実は近々大きくお金のかかる出来事があるので、貯金しています)、代わりとして家でクラウドワーキングを行っています。

正直クラウドワーキングでの仕事よりも、会社で学ぶことの方が多いと思います。

また、クラウドワーキングを行っていることで、夜遅くまで作業をするときもあるので、本職に影響が出てしまうこともあると思います。

そんなもっと稼ぎたい人にも仕事を提供できるような会社があればいいなと強く思っております。(うちの会社がそういう会社になればいいな)

正直残業規制が良いかどうかは私にはわからないですが、今のところの私個人の意見としては、残業規制によりもっと働きたい人、学びたい人の成長機会が減少してしまうのは、大きい損失で悪いことだと思います。

会社も従業員もどちらも望む結果となれるように色々と頑張ってほしいと思っています。
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