リーダークラスの人事は慎重に CTC菊池社長から学ぶこと

ヘッダー広告
スポンサードリンク

ITpro 「社員が上司の顔色を伺って忖度する組織は成長しない」、CTC社長(上)

ITproにこんな記事が掲載されました。
インタビュイーは伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC)の菊地哲社長です。
CTCといえば日本のIT企業の中でもトップを走る企業の一つで、IT業界に勤める人なら知らない人はいないくらいの超有名企業です。
私も以前の職場で関わることもあったので、今回の記事には大変興味を持ちましたので、ご紹介させていただければと思います。

伊藤忠テクノソリューションズの菊池社長とは



伊藤忠テクノソリューションズとは


伊藤忠テクノソリューションズは、1979年(昭和54年)7月11日に伊藤忠データシステム株式会社という名前で設立されました。
2006年に株式会社CRCソリューションズと合併して、今の伊藤忠テクノソリューションズ株式会社に名前を変更しました。

1999年12月14日上場して今は東証1部です。銘柄コードは『4739』

本社は東京都千代田区霞が関の霞が関ビルという立派なビルです。
売上高は2017年3月決算時点で、グループ連結4,078億円。
従業員数は、こちらも2017年3月31日時点でグループ連結8,100名 単体で3,958名。

親会社はあの5大商社のうちの一つ伊藤忠商事という超安定した収益源を常に得られるユーザー系IT企業です。

略称のCTCは、旧社名を英字で表わした『C.ITOH TECHNO-SCIENCE Co., Ltd』からとっていると言われていましたが、近年はCTCグループの企業理念である『Challenging Tomorrow’s Changes』からとっているとCTC自身が言っているとのことです。

CTCを他社と比較した際の強みとしては、情報機器の販売やITインフラ構築が強いと言われていますが、株式会社CRCソリューションズと合併したあたりの時期からはコンサルティング、ソリューション提案、システム開発・構築、保守サポート・教育とすべてグループ内で完結できるつまりワンストップで提供できるというところを強みとしています。

親会社が商社というかなり安定していることから、お給料や福利厚生もかなり良いとのことです。

私の知り合いにもCTCの方がいますが、やはりインフラ系に力を入れていて、他のITベンダーと比較するとお給料も良いとのことですので、とても良い会社(グループ)だと思います。

菊池社長はどのような方か


まずは経歴ですが

昭和27年12月29日生
昭和51年3月 東京大学法学部 卒業
昭和51年4月 伊藤忠商事 入社
平成18年6月 伊藤忠商事 執行役員
平成20年4月 伊藤忠商事 常務執行役員
平成20年6月 伊藤忠商事 代表取締役常務取締役
平成22年4月 伊藤忠商事 代表取締役常務執行役員
平成24年6月 CTCテクノソリューションズ株式会社 代表取締役社長

現在CTCテクノソリューションズ株式会社の代表取締役社長に就任し、6年目ですね。

伊藤忠商事に入社以降、エネルギー分野で活躍されてきてシステム知識については一切なかったとのことですが、主に海外での経験を買われてCTCの社長に抜擢されたのではと思います。
結構活発な印象で、色々なメディアで度々ニュースで見かけるような気がします。

私から見て菊池社長のすごいと思うところは、就任5年で売上高が1,000億円も増加したことです。
以下が売り上げの推移です。

2012年3月 297,748(百万円)
2013年3月 322,475(百万円)
2014年3月 350,567(百万円)
2015年3月 381,939(百万円)
2016年3月 391,606(百万円)
2017年3月 407,849(百万円)

そして2017年3月についに売上高4,000億円を超えてきました。
IT業界での売上高ランキングでは、NTTデータ、大塚商会、野村総合研究所についで4番目です。(平成28年3月)

野村総合研究所といえば、NTTデータと並ぶ日本の代表的なIT企業でしたが、売り上げ高だけみるとついにCTCも肩を並べてあわよくば抜けるところまできています。
以下が野村総合研究所の売上高推移です。(抜粋)

2012年3月 335,554(百万円)
2014年3月 385,932(百万円)
2017年3月 424,548(百万円)


このように菊池社長はシステム経験がないにも関わらず活躍されていて、大変すごい方だということがわかります。
ただそれは周りの部下をとても信頼していて、そして周りの部下も強く慕われているからこそのことだと思います。

上に立つ人はどんな人であるべきか


さて今回のテーマですが、今回の菊池社長のインタビューの中での話を元に若手の未熟エンジニアが生意気ではございますが、菊池社長の意見に強く共感をしているので僭越ながら簡単にコメントをさせていただきます。

「しちゃいけない人に地位を与える」という間違いは許されない


「しちゃいけない人に地位を与える」という間違いは許されない
これは記事の中で菊池社長が自身のポリシーだと言っている内容です。
これは本当にそうだと思います。

リーダーになってはいけない人がリーダーになると、チームは成長を止めてしまう。場合によっては後退してしまうこともあると思います。
リーダーになるべき人とは、上司からの評価が高いのはもちろんですが、それだけでなく部下からも慕われている人がなるべきだと思います。
ある程度上の立場になってくると自分の今までの経験だけがあるのでどうしても傲慢になってしまい、周りの意見を一切聞かないような人がいます。
そういう人をリーダーにしてしまうと、独裁政治となってチームメンバーが疲労してしまい成長機会を失っていきます。

そういう人にリーダーという権限を与えないということがとても重要です。
一度リーダーにしてしまうと、降格はなかなか難しいと思います。
どんなに色々な経験を積んで成果をあげたとしても天狗にならず、周りの意見を聞ける人になる必要があると思います。

また、日本の人事はまだまだ年功序列が多くあると思います。
最近では評価を成果主義と言っているIT企業も多くありますが、実態は年功序列が根深く残っている会社が多いと思います。

この年功序列制度のせいで、リーダーにしてはいけない人がリーダーになっているのが多くの現実ではないかと考えます。

年功序列だと企業として成長していかないので、本当の成果主義になったら面白いのになぁと私は考えています。

ちなみにCTCでは現場の担当者等含め多くの情報を集めてからリーダークラスの人事を決めるとのことです。

多くの企業で、部下からの意見も反映した評価制度を導入してほしいなぁと思います。

今度記事に出来ればと思いますが、フューチャーアーキテクトという会社では、上司・同僚・部下含め周りの全員からの評価していただくという制度を導入しています。こういった取り組みが一般的になれば面白いですね。

以上、伊藤忠テクノソリューションズの菊池社長の記事を見て感じたことを記事にしました。
今後IT業界全体がより良くなり、最高の業界になればよいと思います。
フッター広告

スポンサードリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする