システム開発において多くの管理者は管理という仕事を勘違いをしている

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システム開発において多くの管理者は管理という仕事を勘違いしている


システム開発を行うにあたり、管理者(プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー)という立場の人達がいます。
私がシステム開発を行なっていくなかで、出会ってきた『管理者』という方々の多くは、自分たちが何を『管理』するのかということを勘違いしていると思います。
私はその方々が時折言っている『管理の仕事』という発言が嫌いです。
管理者に求められる『管理』とは具体的にどういったことなのでしょうか?

管理者は人を管理するのだという勘違い


プロジェクトにおける管理者の役割とは


私がシステム開発を行なう現場で出会ってきた管理者の方々は、自分の仕事は『管理』することがメインなので、システム開発を実際に行なっていくのは、メンバーがやるべき仕事である。
自分は開発をしないのが当たり前だ。
と思っているような方々ばかりでした。

例えば私の今いるチームは2次請けで開発をしていて、メンバーはマネージャーを含めて4人です。
元請け企業からは工数でお金をいただいており、4人月分の仕事をいただいています。
その4人月分の仕事には、『管理工数』というのも含まれております。
ただし、1人月丸々管理工数をいただけるということではなく、大体0.2~0.3人月(月で5日分くらい)だけです。
当たり前ですよね。たった3、4人程度が開発するプロジェクトで、1人がずっと管理しなくてはいけないというようなプロジェクトなんてそうそうないです。

そんな状況にも関わらず管理者は、「管理をするのが自分の役割で、実際に作業をするのは自分の仕事ではない」というような発言をし、ほとんど作業していないのが現状です。
(メンバーが作成した成果物のレビューをすることはありますが、多くても0.2人月程度です)

4人月分の作業を振られているにも関わらず、3人で開発する必要があるので、私達メンバーは毎月かなり大変な思いをしています。

繰り返しますが、このように私がシステム開発で出会った管理者には、自分の仕事は管理であり、作業は他のメンバーがするべきである。むしろ自分は作業をしてはいけない。
というような考えをお持ちの方ばかりです。

管理者にとっての管理とは


そんな管理者の方々がいう『管理』とは一体なんなのでしょうか?
私のいる現場の管理者の仕事は、主に以下のようなものです。
  • お客様(元請け企業)のマネージャークラスとの打ち合わせ
  • お客様の担当者との案件に関する打ち合わせに一応ついてきて話を聞く
  • チーム内のスケジュールを確認して、工数が多い場合や足りない場合にお客様に相談する
  • チーム内の各案件の進捗状況を把握し、お客様へ定期的に報告する
  • チームメンバーが作成した成果物(設計書など)をレビューする
  • チームメンバーが出しているメールを監視して、まずそうであれば口を出す

すごく多そうに思いますが、実際にはそれぞれの作業が毎日発生するわけでなく、週一程度なので、他のことつまり開発を出来る時間は十分にあると言えます。

そんな中で私が特におかしいと思っているのは、『スケジュール管理』、『お客様担当者との打ち合わせについてくる』、『チームメンバーのメール監視や、やり方自体への口出し』の部分です。

まずスケジュール管理については、予定を立てるばかりで実績を確認しない(かつ予定を立てるのは各メンバーで、そこに口出しやメンバー全員の工数を合算して4人月と合わない時に多少の誤魔化しを行う)。
メンバーのスケジュールが遅れていても各自に任せたままフォローなどはほとんどしない。
新任者などを考慮した案件の割り振りをしない。(そのため新任者一人だけが辛い状況に陥る)

お客様担当者との打ち合わせについてくるやメールの監視、口出しというのは、メンバーを信用していないため、余計なことを言わない(メールしない)か監視する。
案件の進め方が自分の思う通りでないと口出しをして、方向を変えさせる。(しかも案件のかなり細部まで確認して口出します)

と言ったところがおかしいと思っている部分です。
管理者にとってはこれらが『管理』で、自分の仕事であり、それをすることでプロジェクトが円滑に回ると考えているのです。

プロジェクトマネージャーの仕事『管理』とは何か


このようなマネージメントの仕方は、『』を管理(監視)している状態ではないかと考えています。
これらが全て悪いことだとは言いませんが、過剰だと私は思います。
メンバーはマネージャーの言う通りに動く駒ではなく、考えて行動することが出来る人間です。
ここまでやってしまうとメンバーがいる意味がないと思っています。

あくまで管理者の仕事は、『プロジェクト』を管理することであり、そのためにメンバーが円滑に作業が出来るようにフォローをすることが重要だと考えています。
管理者が前に前に出てきてしまうような状態は、プロジェクトとしてうまく歯車が回っていない証拠だと思います。

確かにメンバーを信じて任せるというのは心配な面も多いですが、それを実行しないと甘えが出てきたり、管理者からの威圧に怯えて良いと思う行動をしないなど悪い面ばかりが出てきてしまうと思います。
そうならないためにも、管理者はプロジェクトの管理に徹して、各案件は基本的には担当者に任せるというのが良いプロジェクトの進み方だと考えます。

※管理者が監視するのは、メンバーが仕事が出来ないからだという意見もあると思うので補足しておきます。
今の管理者は、以前の現場でメンバーが管理者に内緒で勝手に作業を進めたことで大きな問題となった経験があったと聞いています。今の管理者がここまで細かく監視しているのは、それが大きな原因ではないかと思っています。
しかしそれでも『人』を管理しようとするのは悪い面の方が多く、メンバーが成長しにくくなると思いますので、プロジェクトマネジメントをしっかりと理解して対応する必要があると思います。

理想的なプロジェクト管理とは


私が思う理想のプロジェクト管理とは、以下のような職場環境を作ることだと考えます。
  • 円滑なコミニュケーションにより、メンバー全員が発言しやすい空気
  • 全員の進捗(予定/実績共に)が常に見える状態で、問題が発生したときの対処を即座に行える
  • 各自が対応した案件の内容を共有しやすくし、ここの分野だったら~さんと分業できる環境。聴きやすい空気
  • お客様に対しても誠実に(ほぼ嘘のない)対応を行う。行える。
  • メンバー全員が同じ方向(プロジェクトの成功)を向いて仕事が出来る
抽象的なものもありますが、私がマネージャーになるにあたり目指している姿です。

私が出会ってきた多くの管理者は、プロジェクトの管理ではなく『人』を管理しようとしていました。
『人』を管理することは不可能で、誰も得をしないので、『プロジェクト』を管理することが重要だと思います。
また管理ばかりを口にしている管理者は、嫌われてしまいやすくプロジェクトの空気を悪くするので、あくまでフォローがメインという意識で行動すれば良いと思います。

最後に


これらはあくまで私が出会ってきた管理者の話で、全ての管理者が同じような人だとはまったく思っていません。
また、理想のマネージャーも、こうあるべきというものではなく私個人が目指している姿になります。
私はまだまだ未熟なエンジニアですので、これから考えが変わることもあると思いますし、今回の意見も優れたマネージャーからみれば何を言っているんだというようなものかもしれません。
ですが、このようなマネージャー像を理想としていて、そのように私はなりたいと強く思っているので、これからプログラミング・サーバ・プロジェクト管理等、多様な知識を学び経験しながら、最高のマネージェーとなるよう努力していきたいと思います。
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